●「情報教育」の内容大幅拡充を 中教審特別部会から
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☆ 教育総研メルマガ 総研とりコレ! ───2025.05.15
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次期学習指導要領を議論している中央教育審議会の教育課程企画特別部会で「情報活用能力」が議論されました。
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注目トピックス
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■情報教育の内容大幅拡充を 中教審特別部会
https://ama.gakken.jp/c/7RuEk0005cz0004u
(日本教育新聞)
急速な技術革新の中、海外より後れをとっているといわれる「情報活用能力」の育成。2030年度に改訂される次期指導要領の検討のひとつとして「情報活用能力育成の抜本的充実を図る方策」が挙げられています。
5月12日の中教審の部会では、
・小学校…教科等への明確な位置づけを行う
・中学校…現行では「技術・家庭」の「技術分野」の4つの領域の1領域でしか扱いがないため、内容を拡充するとともに残りの3領域との関わりを強化していく
などの文科省の提案について、議論されました。
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注目記事見出し
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情報活用能力に関わる記事を3つ。
■ICTリテラシーに係る実態調査の結果公表及びテレビ・WebCMの放映開始
https://ama.gakken.jp/c/Omyc50005cz0004u
(総務省)
⇒嘘や誤った情報に接触した人のうち、「正しい情報だ」「おそらく正しい情報だ」と思うと答えた人は半数にのぼったということです。
■情報機器を利用した授業 小学校高学年・中学校では、約3割が毎日利用
https://ama.gakken.jp/c/1nJyd0005cz0004u
(モバイル社会研究所)
⇒その一方で、月2、3回以下の利用も約3割と、二極化している様子がうかがえます。
■「硫化水素」発生させる実験で6人が救急搬送
https://ama.gakken.jp/c/SQh2j0005cz0004u
(MSN、東京新聞)
⇒匂いで判断する体験も、大事な情報活用能力の育成と考えます。毎年5月に、この実験の事故が相次ぐのは残念です。私が中学生の時、硫化水素の毒性とともに、空気より重い、水に溶けやすいという性質、濃度が高くなると臭覚が麻痺するという特性がある…など、恐ろしくなるくらい聞かされたあとに実験した記憶があります。素晴らしい先生でした。今も仲良しです。
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編集した人のつぶやき
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次期学習指導要領の議論は、今後も続いていきますので、今回ご紹介した内容も最終的にどのような形でまとめられるのかはわかりません。情報活用能力については、下記の文科省の資料にあるように、具体的なKPIも示されており、各教科や探究学習との関わりばかりでなく、日常生活とも切り離せない力ですから、注目していきたいと思います。
・情報活用能力の抜本的向上(教育課程企画特別部会 配付資料1-1)
https://ama.gakken.jp/c/6Ekna0005cz0004u
・教育課程企画特別部会(第7回) 配付資料
https://ama.gakken.jp/c/pJXMf0005cz0004u